自転車通勤をしている方にとって、冬の寒さは大きな悩みではないでしょうか?かくいう私も片道1時間弱の自転車通勤をしています。そんな私が、「これなしでは冬の自転車通勤はできない。」と思っている装備をご紹介させていただきます。
わたしは、ロードバイクで車道を快走しているようなガチ勢ではありません。あくまでもシティサイクル(非電動)で低中速で走るヘナチョコです。距離は10km弱です。ガチ勢の方には参考にならないかもしれませんが、ご容赦ください。
今回ご紹介するのは、以下の5つです
- 手袋
- 耳当て
- シューズカバー
- メッシュインナー + 速乾ウェア
- 防風性のアウター
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手袋
真冬の自転車通勤では、体の末端が冷えてとてもつらいです。指先を快適にするには手袋が欠かせません。
手袋には、ハンドルから手・腕に加わる衝撃を和らげてくれる効果も期待できます。また、転倒時の負傷を軽減してくれるプロテクター機能を備えたものもあります。
ですから、わたしは冬用・春秋用・夏用の手袋を用意しています。そして自転車通勤では、一年を通じて手袋を使用しています。
自転車専門店にも色々置いています。でもプロテクター機能も希望する場合はバイク用のグローブも含めると選択肢が増えます。
耳当て
耳の防寒には耳当てを使っています。耳あてにはいくつかのスタイルがありますが、大きく分けて2種類あります。
- ヘルメットに装着するタイプ
- 独立したタイプ
ヘルメットに装着するタイプ
ヘルメットのアゴ紐などにつけるタイプです。ヘルメットさえ忘れなけば、耳当ても忘れることがありません。また、耳当てだけ落としてしまう心配もありません。
ただし、使用しているヘルメットに適合しないと、他に使い道がありません。事前にしっかり確認しましょう。
また商品の選択肢が乏しいというデメリットもあります。
独立したタイプ
ヘルメットとは無関係に、一般的な耳当てを使うこともできます。
わたしは首の後ろで左右がつながるタイプが好みです。このタイプだとヘルメットと干渉しにくいからです。
ヘルメットと独立しているので、自転車の使用しないときにも防寒具として利用できます。また商品の選択肢も豊富です。
デメリットとしては、耳当てを落としたり忘れたりするリスクがあります。
フードは避ける
ただ単に頭部の防寒を考えるなら、ジャケットのフードを被る方法もあります。しかし、わたしはフードを好みません。理由は2つあります。
- 正面からの風に弱い
- 視野が狭くなる
正面からの風に弱い
自転車では正面から風を受けることが非常に多いです。そして普通のフードは前方に大きく開いた形状のため、正面からの風には効果が得られにくいです。
視野が狭くなる
フードを被ると左右の視野が確保しにくくなりがちです。いくら首を左右にひねっても、フードが連動して動かない限り視野が確保できません。
視野が確保できないと、周囲の安全を確認できないため危険です。
シューズカバー
つま先も、とても冷える場所の一つです。通勤時の気温が0度に近づく頃からは、わたしはサイクリング用のシューズカバーを使います。
シューズカバーを靴に被せるだけでも、つま先が格段に冷えにくくなります。
サイクリング用が良い
シューズカバーにはサイクリング用ではないものもあります。しかし自転車通勤するならサイクリング用のシューズカバーが良いと思います。
サイクリング用のシューズカバーは、ペダルを踏みやすい形状になっています。そのため、わたしのようなヘナチョコ自転車通勤でも、サイクリング用のシューズカバーのほうが快適に通勤できます。
用途に注意!
サイクリング用のシューズカバーには、防寒用以外の用途のものあります。おもに以下の3つの用途があります。
- 防寒用
- 防水用
- 空気抵抗低減
寒さ対策では、防寒用のものを選ぶように注意しましょう。
サイズを確認!
シューズカバーとシューズカバーをはめる靴のサイズが適合する必要があります。店頭で実際に確認するほうが無難です。
メッシュインナー + 速乾ウェア
メッシュインナーと速乾ウェアの組み合わせは、汗冷え対策として活用しています。
信号待ちでの汗冷え
冬の自転車通勤では汗冷えに悩む人も多いと思います。
汗で濡れていても、走り続けていれば体は温まってきますので意外と平気です。問題は信号待ちです。停車している間に、汗と冷気で体が一気に冷えてしまいます。
わたしの場合、市街地を走行するため信号待ちは何度もあります。そのため汗冷え対策が大問題でした。
登山装備にヒントあり!
わたしは汗冷え対策で、山登りの装備を参考にしています。「寒い中で体を動かして汗をかく」、という基本的な状況は同じです。わたしの通勤の方が圧倒的に低レベルではありますけど・・・・
寒さ対策の基本は3つのレイヤー
そもそも寒さ対策の基本は3つのレイヤーです。それぞれのレイヤーには異なる目的があります。
- アウターレイヤー:防風
- ミドルレイヤー :保温
- インナーレイヤー:吸水・速乾
インナーレイヤーの工夫で汗冷え改善
わたしの汗冷えが大幅に改善したのは、インナーレイヤーの工夫でした。
対策で重要なのがインナーレイヤーでの、吸水・速乾ウェアとメッシュインナーのセットです。両方揃わないとダメです。
メッシュインナーが汗を吸収し、吸収した汗を素早く外側に移動させてくれます。そして、その外側の吸水・速乾ウェアがその汗を吸収していきます。
このように汗を外側へ外側へと移動させることで、汗が皮膚から引き離されます。これによって汗冷えが大幅に軽減されます。
たとえ吸水・速乾ウェアが汗でビショビショに濡れていてもです。
登山用品ではミレーから販売されているDRYNAMIC® MESH (ドライナミック®メッシュ)などが代表的です。難点は高いことです。
わたしは、おたふく手袋の商品を愛用しています。価格はお手ごろです。DRYNAMIC® MESHと比較したことはないですが、通勤用途では特に不満を感じていません。
密着度が重要
スムーズに汗が外側に移動するためには、「肌とメッシュインナー」や「メッシュインナーと吸水・速乾ウェア」が密着していることが重要です。
わたしは多少の締めつけ感があるくらいを目安にしています。
防風性のアウター
寒さ対策の基本となる「アウターレイヤーによる防風」も重要です。とくに自転車は正面から風を受ける傾向が強いです。アウターの防風性能はしっかり意識しましょう。
特に気になるのがファスナー部分からの風の侵入です。これによって体が冷え切ってしまう場合もあります。標準的なファスナーでは、強い風を受けると風がある程度吹き込んでくるのです。
真冬の装備では、アウターのファスナー部分にもこだわるほうが良いと思います。
具体的には以下のようなタイプだと、風の侵入が少なくなります。
- 防風フラップがついているタイプ
- ファスナーが防水・防風仕様のタイプ
防風フラップ
昔ながらの防風対策です。アウターの生地がファスナーの外側あるいは内側を覆うタイプです。
古典的かつシンプルでありながら、効果はかなりあります。自転車通勤に使うなら防風フラップありのアウターをなるべく選びましょう。
ファスナーが防水・防風仕様
防風フラップがなくても、防風性能が高い場合もあります。それは、一般的なファスナーよりもパーツ同士の隙間が極端に少ないタイプのファスナーの場合です。
防風フラップを省略できるため、アウターを軽量化できます。登山用アウターでは軽量化のメリットが大きいので、積極的に導入されているようです。
アクアテクト®ジッパーなどが該当します。
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