ずっと気になっていたレコードをとうとう入手できました。
それが、コレです!
発売当時の定価は600円です。
そして購入価格は440円でした!これは安い!
『ヒット・パレード・ジャングル』の作詞・作曲は誰?
そもそも『ヒット・パレード・ジャングル』とはどんな曲なのでしょうか?ネットを調べても全く情報は見つけられませんでした。
そこで、誰得情報ではありますが、不肖「迷走ドクター・ぱぴ太」が『ヒット・パレード・ジャングル』をご紹介させていただきます。
まずは基本情報です。『ヒット・パレード・ジャングル』表紙裏の情報からは以下のことが分かります。
『ヒット・パレード・ジャングル』
作詞 伊藤アキラ
作曲・編曲 あかのたちお
唄 子門真人
発売元 RVC株式会社
Wikipediaによると作詞の伊藤アキラさんは、有名なCMソングである『日立の樹』の作詞家さんです。ポンキッキ関係の作詞も数多く手がけられており『はたらくくるま』や『ぼくはでんしゃ』の作詞も担当されています。
同じくWikipediaによると、作詞・編曲をされた、あかのたちおさんは、すぎやまこういちさんのお弟子さんです。
そしてこの曲を見事に歌い上げているのが子門真人さんです。
『ヒット・パレード・ジャングル』はどんな曲?
では『ヒット・パレード・ジャングル』とはどんな曲なのでしょうか?音楽的素養のない私に言えることはたった2つです。
- 意味不明な歌詞
- 圧倒的な子門ワールドの魅力
どういうことか、これから説明します。
意味不明な歌詞
意味不明な理由
この歌の歌詞は、意味不明です。意味不明というか、むしろ「意味は全くない」と言ってよいでしょう。
理由は単純明快です。
この曲の歌詞は、当時のヒット曲のタイトルを並べただけ
だからです。
具体的には出だしはこんな感じです
勝手にしやがれ 恋愛遊戯♪
遠慮するなよ ボタンを外せ♬
(『ヒット・パレード・ジャングル』 作詞:伊藤アキラ)
どんな曲が並んでいるのか?
では、どんな曲が並んでいるのでしょうか。登場するのは、こんな曲たちです
『勝手にしやがれ』
『おゆき』
『ボタンを外せ』
『ウォンテッド』
『昔の名前で出ています』
『コスモス街道』
『津軽海峡冬景色』
など
よくまあ、こんな企画が実現したものです。
関係者には失礼ながら、「お酒が回った勢い?」と疑念を抱かざるを得ません。
圧倒的な子門ワールドの魅力
こんな意味不明な曲でも、なんだか魅力的にしてしまうのが子門ワールドの魔力です。
印象的な出だし
曲は導入部分から子門ワールド全開です。
「ウーー」と低いうなり声から始まり、すぐに「ゥワァァァーオ」と一気に高音まで跳ね上がるような雄たけび、そして「ヒット・パレード・ジャングル!!!」と絶叫するという余りにも印象的すぎるスタート。
あっという間に子門ワールドに引きずり込まれてしまいます。
その後は、「ヒットパレード、ヒットパレード♬」と女性コーラスが続きます。フジテレビの音楽番組『ザ・ヒットパレード』のテーマ曲としておなじみのものです。
ということで、この曲はテレビ番組『ザ・ヒットパレード』に関係した企画だと思われます。しかしレコードやジャケットにも説明がないので、推測の域を出ません。
子門ワールドではどんな曲も三倍のパワーを発揮することができるのだ!
その後は、音楽に合わせてヒット曲のタイトルを連呼していきます。もちろん棒読みするわけではなく、メリハリをつけて歌い上げていきます。
まさに高低自在・緩急自在。すばらしい歌唱力です。
こうして形成された子門ワールドではどんな迷曲でも魅力3倍です!もはや歌詞はどうでもよくなり、ただただ子門さんの声に聞き惚れてしまいます。
それにしても、歌いにくそうな曲でも歌いきってしまう子門真人さんには、凄みすら感じます。そういう意味では『スター・ウォーズのテーマ~カンテナバンド/子門真人』に勝るとも劣りません。
様々な掛け声・叫び声
他にも魅力はあります。合間合間の子門さんの掛け声・叫び声のバリエーションも魅力の一つです。
正確には聞き取れていませんが、一部を紹介します。
ゥワぁぁああーォ!
ぅわりゃああぁぁ
ホゥッ!ホゥッ!
フン!フン!フン!
Here we go!
Ah boogie!(?)
I got it!(?)
掛け声・叫び声の素敵さは『トンボめがねを買ったトンボ』に引けを取らず、フリーダムさは子門真人版『ジャンケン・パラダイス』に匹敵するものがあります。
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