やれやれ、やっと安心して風呂に入れます。
どうしたんですか?
浴室乾燥機が腐食して脱落しかかっていたんです。
でも、撤去作業が終わりました。
今度はいくら費用が掛かったんですか?
概要
浴室乾燥機の経年劣化・腐食が激しいため、部品が脱落しかけており危険な状態でした。交換・新調を検討しましたが、サイズの関係で代替機がなく断念。
浴室全体のリフォームも考えましたが、コロナ禍において、風呂が数日間使えないのは不可と考えました。最終的には 浴室乾燥機の撤去工事を行いました。
撤去後は天井に開口部が残るため、特注のパネルで塞いでもらいました。浴室乾燥機と操作パネルや回路が統合されていた「換気扇」を独立させるための工事も必要でした。これらの工事の総額は8,7000円でした。とくに特注のパネルは2,5000円とかなり高くつきました。
反省点としては、複数の製造メーカーをあたれば浴室乾燥機の代替機が見つけられた可能性があります。撤去工事の担当者さんに指摘されました。もしかすると、いつもメンテナンスでお世話になっているハウスメーカーの担当者さんに相談したほうが良かったかもしれません。
浴室乾燥機の撤去だけを行う方は少ないと思われますが、参考にしていただければ幸いです。
きっかけは浴室乾燥機の経年劣化・腐食
浴室乾燥機の撤去を考えた理由は、浴室乾燥機の経年劣化・腐食です。ある日、天井の浴室乾燥機に付属するパネルが落下しかけるというトラブルがありました。パネルを固定する金属部品が腐食・破損したためです。覗き込んでみると本体内部の腐食もかなり進んでいました。
いまにも落ちてきそうですね。
これは怖いです。
子供が怪我をしたら大変です。
浴室乾燥機を撤去した理由
浴室乾燥機を撤去するに至った理由を簡単に説明します。
考えられる3つの対応
先ほど述べた通り、浴室乾燥機の撤去にいたる理由は、 浴室乾燥機の経年劣化・腐食です。いつ大きな部品が落下するか分からない状況です。そこで、対応として考えたのは、以下の3つです。
- 浴室乾燥機を交換する
- 浴室のリフォームに踏み切る
- とりあえず浴室乾燥機を撤去する
浴室乾燥機の交換はサイズが合わなかった。
ユニットバスが古く、かつ特殊な天井であったため事態は予想外の展開になりました。
特殊な天井?
アーチ形で天井が高くなっています。
その分だけ天井裏が低いんです。
初めは、浴室乾燥機の交換・新調を考えました。既存の浴室乾燥機のメーカーに問い合わせたところ、現行製品では代替品がないとのことでした。わたしの家の浴室は、古いタイプのユニットバスで、しかもアーチ状の天井の特殊なタイプでした。現行品では開口部のサイズが合わなかったり、天井裏のスペースが足りなかったりするそうです。
そして開口部にできる隙間を埋めるような作業については、ユニットバスの製造メーカーに相談するように勧められました。
浴室リフォームを勧められたが、コロナ禍で断念
ユニットバスメーカーに相談したら浴室リフォームを勧められました。
話が大げさになりましたね
まあ、時期的にリフォームを勧められる時期ではあるんです。
ユニットバスの正常メーカーに相談したところ、住所から、寸法・設備などの詳細なデータは直ぐに確認できる体制でした。この点はすごいと思いました。ユニットバス・メーカーには、浴室自体のリフォームを強く勧められました。すでにユニットバスを設置して18年目ということもあり、メーカーとしては当然の対応です。
しかし浴室全体のリフォームとなると工事だけで4-5日はかかるとのことでした。これには困りました。新型コロナウィルス感染症が大問題となっている時期に、風呂が使えないのは問題があります。2020年以降、私たち家族は、帰宅したら即入浴を徹底してきました。それだけに、風呂が使えない状況は何としても避けたいと考えました。
安全第一の方針で、浴室乾燥機撤去を選択
代替品がなくて交換できない、リフォームは現状で無理、ですか。
コロナ禍でなければリフォーム検討したんですけどねぇ。
でも、撤去費用ってリフォームならほとんど問題にならないのに・・・
お金が勿体ないですね。
安全第一です。
結局、安全第一の方針で対処することにしました。つまり風呂が使える状況を確保しつつ、部品落下も防止することにしました。幸い、浴室乾燥機の撤去だけであれば半日もかからないとのことでした。それであれば風呂が使えなくて困ることはありません。ですから浴室乾燥機の撤去だけを行うことにしました。
最終的に撤去費用はムダ金かもしれませんが、やむをえません。
工事内容
工事では、浴室乾燥機の撤去、パネルで開口部を閉鎖、換気扇用のスイッチ設置などを行いました。換気扇のスイッチは、浴室乾燥機と操作パネルに統合されていました。今回は、 浴室乾燥機の撤去に合わせて 浴室乾燥機の操作パネル も撤去されるため、換気扇専用のスイッチ設置が必要でした。
因みに換気扇の交換・新調は別工事で行っています。換気扇もかなり腐食していたためです。
撤去費用
実際の撤去費用は、総額で8,7000円でした。
詳細は以下の通りです。
内容 | 金額(円) |
換気扇用スイッチ | 4,800 |
換気扇スイッチ取付 | 3,500 |
既設機器撤去 | 6,000 |
化粧パネル加工・取付 | 25,000 |
電気配線工事 | 20,000 |
雑材・消耗品 | 10,000 |
試運転・調整費 | 1,000 |
機材運搬交通費 | 2,800 |
現場養生費 | 5,000 |
諸経費 | 9,670 |
値引き | -770 |
合計 | 87,000 |
目につくのは化粧パネル加工・取り付け 2,5000円です。これは浴室乾燥機撤去後の開口部を塞ぐフタ(下の写真にある銀色パネル)の費用です。このフタは特注品になるのですが、ユニットバス製造メーカーには断られました(とにかくリフォーム推しでした)。幸い浴室乾燥機メーカーが加工を引き受けてくれたので、とても感謝しています。
ちなみにフタの素材はアルミ板で、これがステンレスになると4,5000円にもなるそうです!
45000円。ひぇー
さすがに、そんなにお金は出せません。
工事の所要時間
工事当日の所要時間は2時間弱でした。浴室乾燥機メーカーの下請けをされている電気工事屋さんが一人で来られました。てきぱきと作業され、1時間ほどで浴室乾燥機は取り外されました。
しかし、ちょっとした問題がありました、スイッチの取り付けです。どうしても、スイッチパネルを取り付ける際に、エコカラットにネジ止めする必要があるとのこと。
幸い、エコカラットが非常に割れやすいことをご存知でしたので、慎重に工事していただけました。お陰様でエコカラットが割れることもなく工事は無事終了しました。
(参考:エコカラットだらけの家に住んだからこそ分かる、エコカラットのメリットとデメリット )
しかし、この電気工事屋さんから驚きの情報が 、、、
反省
次のように言われました。
他メーカーでよければ代替品がありそう
それはちょっとショックですね。
でも、天井裏の高さが特殊とか、開口部のサイズとか素人には難しいことだから自力では見つけられないですね。
業界人に相談する・・となると大成建設の担当者さんかなあ?
電気工事屋さんがおっしゃるには、「他のメーカーでよければ、(機種は限られるが)サイズが合う浴室乾燥機は一応ある。」とのこと。
今思うと既設の浴室乾燥機のメーカー以外に相談していなかったのが、失敗でした。しかし開口部の大きさ、天井裏のスペースなど色々な条件を考えると、条件に合う機種を自力で見つけることは困難でしょう。
もしかすると、大成建設ハウジングさんに相談したほうが、複数メーカーから最適な浴室乾燥機を提案していただけたかもしれません。費用は3割増しになると思いますが、メンテナンスで付き合いが続いているハウスメーカーに相談するメリットかもしれないと感じた次第です。
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