エアコンのクリーニングをしてもらった後、エアコンが不調になりました。比較的珍しいケースですが、こういうこともあり得ると知っていることは大切だと思いますので、わたしの経験をご紹介します。
エアコンが不調
ダイニングのエアコンをクリーニングしてもらってから、エアコンの調子が悪くなりました。とくに暖房の効きが凄く悪くなりました。
電源を入れても、ほとんど作動しません。時々思い出したように温風が出てきます。殆どの時間は、温風が出てこなくて待機しているだけの状態です。ですから、部屋が全く温まりません。
これまでは、床暖房があったため不自由しなかったのですが、今冬は床暖房も液漏れ疑いで点検中のため部屋が極寒となってしまいました。
原因は室内機と予測
不調の原因が、エアコンの室内機にあることは直ぐに見当がつきました。
わが家のエアコンは、パナソニック製の天井植え込み型です。一台の室外機と三台の室内機がセットになっています。そして調子が悪いのは三台の室内機のうち一台だけです。
ですから、原因は室内機にあるはずです。さっそく点検に来ていただくことにしました。
原因は温度センサー
じつは、不調の室内機には、ある筈の部品が見当たらないことに気付いていました。点検の方には、そのことを率直に伝えました。
点検の方が言うには、その部品が温度センサーだそうです。室温をチェックするための部品で、本来は空気取り込み口についている筈です。しかし、空気取り込み口には見当たりません。
早速、室内機の内部を確認することになりました。
温度センサーが熱交換器と接触
カバーを外して、室内機の内部を確認すると、温度センサーが熱交換器と接触していることが確認できました。
熱交換器は、暖房運転中は高温になります。取り込んだ空気を温めるためです。そこに温度センサーがあれば、エアコンは、部屋が暖かくなったと勘違いして運転を停止します。
ですから、暖房がほとんど効かなくなっていたのです。
修理はあっけなく終了
温度センサー自体は無事であったため、正しい位置(つまり空気取り込み口)にセットするだけで修理は終わりました。
修理代は3850円なり!
修理代は3850円でした。センサーが無事で部品代がかからなかったのは幸いでした。その後、エアコンは絶好調です。
考察・まとめ
今回のエアコン故障は、エアコンのクリーニングの際に温度センサーの位置が変わってしまったことが原因だと思われます。
熱交換器の清掃作業のため、カバー類を外す際に、温度センサーも所定の位置から外し、戻し忘れたのでしょう。
熱交換器の清掃のため専門業者に依頼したのですが、かれらもエアコンの全てを把握しているわけではありません。まして、パナソニック製の天井ビルトインタイプに詳しい筈もありません。
エアコンのクリーニングの後には、エアコンが故障することもあるという心構えが大切です。とくにセンサー類は、壊れたりしやすい部品です。クリーニング後の故障の際は、原因の一つとして考えるようにしましょう。
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