温水床暖房でエラーコード”173”と表示された場合に考えられる原因

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給湯器のエラーコード”173”は温水式床暖房の回路内で、回路を循環する水が漏れている可能性があることを示しています。わが家でも給湯器のメーカーさん、リフォーム業者さんなどに原因を調査してもらいました。どうやら173が出る原因は幾つかあるようです

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実際に水漏れがある場合

実際に水漏れが起きている場合でも、水漏れの場所によっていくつかのケースがあります。主なケースは以下の通りです。

  • 給湯器
  • 接続部
  • 床暖房温水シート

給湯器からの水漏れ

水漏れの原因が給湯器自体の場合も勿論あります。まずは給湯器メーカーの点検を受けましょう。多くの場合は目視でも漏水が発見できるそうです。

ただし目視でに漏水が無い場合もあります。例えば、「にじみ出るような少量の漏水」が燃焼室内で起きていた場合は、水分がすぐに蒸発するため目視では発見できないそうです。

給湯器が疑わしいのに目視で確認できない場合は、精密検査になります。たとえば給湯器だけで循環する短い回路をつくり、循環液を数時間ほど循環させて、水漏れを確認します。

接続部からの漏れ

配管と床暖房温水シートの接続部分などは、どうしても水漏れが起きやすい部分です。給湯器からの水漏れがない場合には、接続部からも水漏れかもしれません。

接続部分の位置には、施工の都合からある程度のパターンがあります。専門の業者さんなら大体見当がつくそうです。その部分で水漏れの予兆がないか重点的にチェックしてもらいましょう。

床暖房温水シートからの漏れ

給湯器や接続部からの水漏れではない場合、残念ながら床下に張り巡らされたパイプ内からの漏水の可能性が高くなります。

こうしたケースの多くは施工不良が原因だそうです。つまり、床材の施工時に、誤って床暖のパイプに釘を打ち付けるなどしてしまったケースです。

初めは釘自体でパイプの穴が塞がれた状態です。ですから新築時・施工時は問題なく作動します。しかし釘の腐食が進むにつれて隙間ができて漏水が始まります。

最悪の場合、床材を全て剥がさないと漏水場所が特定できない可能性があります。しかし、床のシミなどから疑わしい部分だけ、床材をはがして漏水場所を特定・修理できることもあります。

漏水ではない場合

床暖房回路からの漏水ではない場合には、おもに以下のケースがあるそうです。

  • 空気の混入
  • 落水

空気の混入

設置したばかり(だいたい1カ月以内)の温水床暖房の場合、空気が抜けきっていない場合があります。これによってセンサーが水漏れと誤検知する場合があるそうです。一度給湯器をリセットすると、回復する場合があります。

また長期間使用していないと、回路内に空気が混入することがあります。

落水

落水の可能性があるのは、床暖房の回路が給湯器よりも上の階層にも循環している場合です。たとえば1階の給湯器が1階の浴室と2階の床暖房に接続されている場合などです。

ガス給湯器の回路は完全密閉式でない(半密閉や解放式)ことも多いです。すると、2階の暖房運転を停止すると、循環していた循環液が重力に従って1階の給湯器に戻ってきます。これを落水と言います。

落水した循環液は、給湯器内のタンクからあふれて放出されます。これを繰り返すと循環液が不足してエラーが出ます。

まとめ

エラーコード173が表示された場合は、何らかの重大なトラブルである可能性が比較的高いです。もちろん誤検知で、給湯器をリセットすることで回復する場合もあります。しかし本当に漏水であった場合には、そのまま使用すると建物の躯体に悪影響が出かねません。可能であれば、早い段階で給湯器メーカーなどに点検を依頼したほうが良いと思います。

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