大阪の米国総領事館でパスポートの更新申請をしてきた。

留学
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わたしの長子は、わたしが米国留学中に授かった子です。現在は、国籍の選択を保留しているため、米国のパスポートも保有しています。そして更新時期の迫っていた米国のパスポートを、2023年に更新申請してきました。

申請手続きは大阪にある米国総領事館で行いました。米国総領事館への経路当日の手続きなどを紹介します。

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米国総領事館への経路

2023年3月の時点で大阪の米国総領事館は、大阪府大阪市北区西天満2丁目11にあります。と言っても、わたしのような土地勘のない者にはピンときません。

ここでは、新幹線で大阪入りするような(≒土地勘のない)人が米国総領事館に向かう際の経路をご紹介しましょう。

新大阪駅から米国総領事館へのアクセス経路3選

新大阪駅から米国総領事館へは、一般的には以下の3つの経路があると思います。

  • 大阪駅から徒歩
  • 淀屋橋駅から徒歩
  • 新大阪駅からタクシー

米国総領事館の最寄り駅は大江橋駅ですが、この駅は新大阪駅からのアクセスが非常に悪いです。そのため、ここでは紹介しません。

大阪駅から徒歩

新大阪駅から大阪駅までJRで移動して、大阪駅からは歩きます。

駅出口からは1キロメートル前後だが

大阪駅から米国総領事館( 大阪府大阪市北区西天満2丁目11)までは、ルートにもよりますが1km前後の距離です。健康な大人であれば15分から20分もあれば充分です。

とはいえ、大阪駅はかなり大きな駅です。構内の移動だけでも200~300メートルは移動距離が長くなると思いましょう。

幼児が歩くには遠い

この距離感は、幼児が歩いて向かうには、遠いと感じます。小さい子なら抱っこしていくことになるでしょう。

子どもが二人以上いるなど抱っこが難しい場合は、いっそタクシーを利用するほうが良いかもしれません。

とはいえ、目的地が近すぎると運転手さんに嫌がられないか気になってしまうのも事実。うーん・・・

結局わたしは、家族の疲労軽減のために新大阪駅からタクシーに乗りました。日帰りの強行軍であることも考慮した結果です。

淀屋橋から徒歩

新大阪駅で地下鉄・御堂筋線に乗り換えて、淀屋橋駅に行く経路です。

淀屋橋駅は新大阪からのアクセスが容易で、大阪駅よりも米国総領事館に近いです。

淀屋橋駅のほうが大阪駅よりは近いのだが

淀屋橋駅から米国総領事館までの距離は550-600メートルほどです。でも、わたしはこの経路を使いませんでした。

わたしが淀屋橋駅を利用しなかった理由

淀屋橋駅から米国総領事館までの距離は、大阪駅から米国総領事館までの距離よりは短いです。

しかし新大阪駅での新幹線→地下鉄・御堂筋線への乗り換えに必要な歩行距離を考えると、距離の差は少しだけです。そのため(子どもの負担軽減の)メリットがあまり感じられませんでした。

それに、新大阪から地下鉄・淀屋橋駅に行くには地下鉄代が別途必要になるという費用的な問題もあります。淀屋橋駅を検討される方は、地下鉄代を考慮しましょう。

新大阪駅からタクシー

結局、わたしは新大阪駅からタクシーで移動することにしました。タクシー代は2000円くらいでした。決して安くはありませんが、十分に費用対効果はあったと思います。

タクシーを利用した理由は次の通りです

  • 朝のラッシュ時間帯だった
  • 日帰りの強行軍だった

朝のラッシュ時間帯だった

パスポート更新手続きの予約が9時15分だったため、新大阪には午前8時に到着するように予定を組んでいました。この時間だと、まだ朝のラッシュは完全に終わってはいません。

慣れない土地で、通勤・通学ラッシュに巻き込まれると家族とはぐれる可能性もあると考えました。

そもそも9時15分に予約したのは、大阪の米国総領事館でのパスポート更新(16歳未満)は、9時15分と9時30分しか枠がなかったからです。

日帰りの強行軍だった

パスポート更新の手続きは平日しかできません。妻もわたしも仕事を休んで、手続きに臨みました。そのため、日帰りの強行軍で予定を組んでおり、妻子の疲労が一番の心配事でした。

そのため、疲労軽減を優先してタクシーを利用しました。

自家用車で行くなら十分な時間的余裕が必要

ちなみに、前回のパスポート更新ではレンタカーで米国総領事館に行きました。

米国総領事館の周辺にはコインパーキングもいくつかあります。しかし、満車のパーキングが多くて、あやうく予約時間に間に合わないところでした。

自家用車やレンタカーで米国総領事館に向かうなら、時間的な余裕をたっぷり持っておきましょう。

もし、到着が早すぎたら?

領事館が業務を開始する前から、すでに並んでいる人もいます。早く着きすぎたなら、そのまま並んでいるのも一つの方法です。

また、米国総領事館の近くにはコンビニエンスストアがあります。早朝から営業している喫茶店もあります。こうした店に移動して時間を潰しても良いと思います。

領事館に入館するまで

米国総領事館に入館するには、いくつかのステップがあります。

  • パスポート用の列に並ぶ
  • 領事館外でのチェック
  • 領事館内でのチェック

パスポート用の列に並ぶ

米国総領事館に到着すると、領事館前に人々が列をなしています。列は2つに分けられていました。

  • (米国民の)パスポート手続きの列
  • (非米国民の)ビザ手続きの列

間違えないように、パスポート手続きの列に並びましょう。とはいえ、正直かなり分かりづらいです。

分からないので、領事館前で立哨している警察官に尋ねたら教えてもらえました。重要施設なので、まず間違いなく警察官はいらっしゃいます。

領事館外でのチェック

領事館の業務が始まると、領事館外で日本人警察官(?)によるチェックを受けます。日本語は通じます。

家族単位で誘導されるので、それに従って行動しました。ここでは主に4つのことがあります。

  • 予約票の確認
  • パスポートなどでの本人確認
  • 電子機器類を全てトレーに出す

予約票の確認

パスポート手続きの予約をした予約票を確認されました。あらかじめ出しておきましょう。

本人確認

事前に登録した入館予定者全員の本人確認が必要です。

わたしたちはパスポートを提示して、確認して貰いました。

電子機器類を全てトレーに出す

電子機器類は全てセキュリティ・チェックのためトレーに出します。スマートフォン、自動車の電子キーなどです。

また、スマホのWiFiはオフにするよう指示されました。

前回は、ペットボトル飲料を破棄

前回のパスポート更新手続きの際は、入館まえにペットボトル飲料はすべて破棄するように指示されました。

今回はそうした指示がありませんでした。理由は分かりません。破棄するつもりで、中身を空にしていたからでしょうか???

領事館内でのチェック

領事館外での確認が終わると、総領事館に入れてもらえます。

そこで空港のようなセキュリティ・チェックを受けます。ここでも、日本語が通じます

先ほどトレーに出した電子機器や、建物内に持ち込む鞄、財布などは、透視検査に回されます。そして人間は、空港にあるのと同じようなゲート式の金属探知機を通ります。

ベルトや靴は外さなくても良いと言われました。

セキュリティ・チェックが終了すると、パスポート業務のフロアに移動するように指示されます。指示通りに移動しましょう。

パスポート申請フロアの快適設備

パスポート申請のフロアには、以下の設備があります。

  • ごく小さなキッズスペース
  • トイレ
  • ウォーターサーバー
  • 椅子

ごく小さなキッズスペース

前回も今回も、1畳あまりの小さなキッズスペースがありました。2つくらい、幼児向けの玩具が置いてあります。

小さいお子さん連れであれば、絵本くらいは持って行っても良いと思います。

トイレ

パスポート申請のフロアにはトイレもあります。とりあえず尿意や便意を耐える必要はありません。

ウォーターサーバー

紙コップで水を飲むことができます。飲み物を持ち込めなくても、とりあえずは大丈夫です。

椅子

ちびっ子はキッズスペースで遊ばせ、大人はおとなしく椅子に座って順番を待ちましょう。

パスポート更新申請の流れ

パスポート更新申請は大まかに3つの段階に分かれています。

  • 受付
  • 支払
  • 面接

受付

とにもかくにも受付しないと、何時まで経っても呼びだしもありません。パスポート業務のフロアについたら受付窓口に行きましょう。

前回も今回も受付にいる方は日本人(あるいは日本語堪能な日系アメリカ人?)でした。

受付では、必要書類をすべて提出します。書類の不備がないか簡単にチェックして貰えます。申請者(わたしの子)の年齢確認も一応ありました。

パスポートを申請する本人の写真は、この時に申請書に貼り付けられます。ステイプラーでガッチョン・ガッチョンと4か所止めているので、剥がれる心配はなさそうです。

受付が終わったら、支払窓口から呼び出されるまで待ちます。

支払

しばらくすると、別の窓口から呼び出されます。この窓口の方も日本人(あるいは日本語堪能な日系アメリカ人?)でした。

米ドル、日本円、クレジットで支払い可能

支払いは、米ドル(現金)、日本円(現金)、クレジットカード(米ドル)で可能です。わたしはクレジットカードで支払いました。

DS11の修正

今回はDS11に単純な記入ミスが見つかったため、この窓口で指摘を受けて修正しました。

また、両親のパスポートは返却されます。

歓喜! Birth Certificateがもどってきた!!

また、今回はこのタイミングでBirth Certificateが返却されました。

前回は、「Birth Certificateは更新したパスポートと一緒に郵送で返却される」と説明を受けたにもかかわらず、Birth Certificateは戻って来ませんでした。うーん、何がどうなっているのやら・・・・

そのため、今回の申請のために、インターネットでBirth Certificateを取り寄せています。

面接

支払いが終わり、しばらくすると、簡単な面接があります。この窓口の方は、英語で話されます。

ざっくり次の3つの作業でした。

  • 年齢確認
  • 両親が署名
  • 両親が宣誓

年齢確認

本人の年齢確認を行います。前回は、子どもが小さかったので、わたしが答えたように思います。今回は本人が英語で答えました。

申請書に両親が署名

DS-11に、両親が署名します。パスポートの申請に同意するためです。

「こっち(中段)が母親、こっち(下段)が父親」と指示されたので、言われた通りに署名しました。

また、DS11に緊急連絡先を記入していなかったため、そのまま空欄でよいか確認されました。(英語で)

記入していないのは、ネット上でDS11を作成すると、緊急連絡先が米国内でしか指定できなかったためです。

空欄のままでも手続きは可能でした。

両親が宣誓

申請内容に間違いないか?みたいな質問をされるので、右手を顔の高さ位に挙げて宣誓します。

”Yes”って言うだけで大丈夫でした。

その後、5-6週間でパスポートは出来る。古いパスポートは預かり、新しいパスポートと一緒に郵送する。といった内容の説明を受けました。

これで面接は終了です。

お礼とお別れの挨拶を述べて、退出しました。

今回は10時頃に全て終了して、総領事館を後にしました。前回はもう少し混雑し、時間がかかった記憶があります。ですから、所要時間については、少ない経験からは何とも言えません。

総領事館を出たら

忘れないうちに、スマホのWiFiはオンに戻しましょう。

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