熱中症予防の強い味方!保冷剤ベストで夏のテーマパークも快適

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わたしは自転車通勤をしています。自転車通勤では夏の暑さ対策は欠かせません。わたしは熱中症対策として保冷剤ベストを愛用しています。2023年も真夏の自転車通勤を快適にこなすことが出来ました。

しかし保冷剤ベストは、「見た目が悪い」と子ども達にはすこぶる不評です。そんな子供たちも真夏のテーマパークで冷却効果を実感したようです。アトラクションの待ち時間などに積極的に活用していました。

そこで、今回はわが家が真夏でテーマパークで保冷剤ベストを利用した経験から、いくつかアドバイスをさせていただきます。旅先での冷凍方法など、参考になれば幸いです。

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保冷剤ベストを使用した理由

わたし達が保冷剤ベストを使用した理由は、おもに2つです

  • 安い
  • 冷却効果が高い

安い

保冷剤ベストは大体3千円くらいから入手可能です。空調服や水冷服、ペルチェ素子を使ったベストなどより圧倒的に安価です。これらは安くても1万~2万円はしました(2023年夏時点)。

家族全員分をそろえるとなった場合、初期費用の差はかなり大きくなります。10万円以上になるかもしれません。

わたし達は、浮いたお金で、豪華な食事をしたり、ホテルをグレードアップするほうが良いと思いました。

冷却効果が高い

安価であるにもかかわらず、保冷剤ベストの冷却効果はとても高いです。理由は2つあります。

  • 吸収できる熱量が大きい
  • 冷却効率の良い構造

吸収できる熱量が大きい

冷却剤は多ければ多い程、吸収できる熱量が大きくなります。

そして冷却剤ベストは、保冷剤をたくさん使用しています。そのため吸収できる熱量が大きいのです。

冷却の効率が良い構造

保冷剤ベストは効率よく全身を冷却する構造になっています。具体的には、保冷剤ベストは腋窩(脇の下)や背中を冷却するようになっています。

腋窩はいわゆる「三大局所冷却」部位の一つです。腋窩を冷却することで、腋窩動脈という太い血管の血液を冷却できます。血液は全身を循環するので、腋窩だけでなく全身を冷却できるのです。

また、保冷剤は接触面積が大きいほど冷却効率が高くなります。背部の保冷剤は、体との接触面積が大きいので、冷却効率が高くなります

保冷時間が長いものがおススメ

テーマパークで遊ぶとなると、なるべく長く滞在したいものです。ですから、保冷時間が長い保冷剤ベストが良いと思います。

私が愛用しているのはTULTEX(タルテックス)のアイスベストです。商品説明には『アイスパックは30℃の環境下で5℃~10℃を約6時間維持することが可能です。』とあり、かなり長時間の効果が期待できます。

保冷時間は使用環境次第

保冷剤が冷却効果を発揮できる時間は、結局のところ周囲の気温や使用者の体温次第です。

激しい運動をして、使用者の熱産生が高まっていれば保冷剤もすぐに溶けてしまいます。

例えば私の自転車通勤の場合では、1時間の通勤で25~50%程度は保冷剤が溶けているようです。炎天下・激しい運動などの悪条件が揃えば、2-3時間しか効果が持続しないかもしれません。

行列待ち程度なら長持ちする

でも、わが家の子ども達のようにテーマパークの行列の待ち(ほぼ立っているだけ)での使用であれば、かなり長持ちします。

さらに長持ちさせる工夫

当たり前ですが、アイスベストのアイスパックは、低温においておけば冷却効果が長持ちします。

使用しないときは、アイスベストを保冷バッグに入れておきましょう。中身が凍ったペットボトルなどと一緒にしておくと、なお良いです。

保冷剤を凍らせる必要あり

保冷剤ベストは、保冷剤で体を冷却します。そのため保冷剤をあらかじめ冷やしておく(凍らせておく)必要があります。

TULTEX(タルテックス)のアイスベストの場合、冷凍庫で凍らせる必要があります。上で紹介したアイスベスト(AZ-865948)の場合、1着について4個のアイスパックが必要です。

日帰り旅行であれば自宅で凍らせておけば良いですが、宿泊する場合は旅先で冷凍する手段を確保する必要があります。

旅先で冷凍庫を確保する方法

では、旅先でアイスパックを冷凍する方法をいくつかご紹介します。今回ご紹介するのは以下の3つです。

  • 宿泊施設の客室内冷蔵庫
  • 宿泊施設の大型冷凍庫
  • ポータブル冷凍庫

宿泊施設の室内冷蔵庫

ホテルや旅館の客室には小型の冷蔵庫が設置していある場合があります。設置してある小型冷蔵庫が製氷室もあるタイプであれば、アイスパックを凍らせることが出来ます。

しかし、製氷室がない冷蔵庫の場合や、冷蔵庫自体がない場合もあり得ます。事前に宿泊先に確認することをお勧めします。

また、小型冷蔵庫の製氷室は小さいことが多いです。小型冷蔵庫で凍らせられるアイスパックはせいぜい1~2人分でしょう。

客室の冷蔵庫は余りアテにしないほうが良いかもしれません。

宿泊施設の大型冷凍庫

食事を提供しているホテルや旅館であれば、業務用の大型冷凍庫が設置されていることが多いです。そこで凍らせてもらうという方法もあります。

事前に宿泊先のスタッフに相談してみましょう。運よく許可がもらえれば、大いに利用させてもらいましょう。

しかし、これはホテルや旅館の本来のサービスには含まれないと思います。すべての宿泊施設でアイスパックを凍らせてくれるとは限りません。あくまでも宿泊施設のご厚意に甘える形になります。

たとえ断られても、抗議したり苦情を言うことは避けましょう。

幸い、わたし達が宿泊したホテルは、快くOKして下さりました。

ポータブル冷凍庫を利用する

ポータブル冷凍庫を利用するという究極の方法もあります。

小型のものでも2万円前後はします。決して安いとは言えません。

またそれなりに大きくて重いので、自動車で運ぶことが大前提になります。

高価であること、場所をとること、を考えると余程アウトドアで利用する頻度が高くない限り元が取れない気がします。

その他注意事項

アイスパックの向きに注意

アイスベストのアイスパックにはオモテ・ウラがあります。具体的には「冷却面」と書かれた面と、何も書いていない面です。

冷却面が体幹に向くように装着しましょう。

冷却面が体側に向いていないと冷却効果は殆ど全くありません。

冷えすぎ注意

今回紹介したアイスベストは標準的な体格の成人向けに作られています。

小児など体の小さい人には冷却力が強すぎるかもしれません。

体が冷えすぎないように注意しましょう。

わが家の場合は、中学生と小学生でしたが、

  • こまめに様子を観察する。
  • こまめに脱いだり着たりさせる。
  • 使用するアイスパックの数を減らす。

などの対策で対応しました。参考になれば幸いです。

アトラクション利用中はアイスベストを着用しない

アイスベストはアトラクションで使用することは想定されていないと思います。アトラクション内では着用しないようにしましょう。

あくまでも、行列に並んでいる時などの熱中症対策と考えてください。

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