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概要
前回、エアコンを分解して清掃した際に、送風ファンとアルミフィンを傷めてしまいました。そこで今回は、損傷した送風ファンとアルミフィンを補修するために2度目の分解を行いました。
アルミフィンはアサダのフィンコームで補修しました。100点満点とはいきませんが、ある程度満足できる出来にはなりました。
少々値がはりましたが、買ってよかったです。
正直、素人が補修することをお勧めはしませんが、私のような素人なのに自分で補修したい方は、ダメもとで挑戦してみてください。(補修作業は自己責任でお願いします。)
アルミフィン(室内機)の補修
エアコン室内機のアルミフィンは非常に繊細です。ちょっとしたことで変形してしまいます。
アルミフィンの破損状況
実際のアルミフィンの様子はこんな感じです。
送風ファンを取り出す際にアルミフィンをひっかけてしまいました。赤枠部分は「短冊状のフィン」が折れ曲がり、隙間が無くなっています。その反対側(写真左側)のフィンのねじれも酷いものです。
注)送風ファンを取り出すために熱交換器を動かすと、冷媒漏れのリスクが高いです。おススメはしません。
フィンコーム
フィンの補修に使用したのアサダの取り扱うフィンコームです。実際にはイエロージャケットという米国メーカーの製品のようです。
余談ですが、イエロージャケットと聞くと、つい「機動戦士Vガンダム」のザンスカール帝国を思い出してしまいます。
イエロージャケット製は先端形状に工夫あり!
このイエロージャケット製のフィンコーム選んだのは、類似品との先端形状の違いのためです。
類似品と違い、イエロージャケット製のフィンコームは先端が三角に尖っています。
この形状のためか、フィンの間隔が狭くても、イエロージャケット製のフィンコームはスムーズに入るように感じました。
フィンコームでフィンをすく
使い方はシンプルです。まずアルミフィンの間隔にあったフィンコームを選びます。そして、「髪を梳く(すく)」ように、アルミフィンを梳き(すき)ます。
私のエアコンでは、20 per inch という一番細かいフィンコームが合致しました。
修正したい部分の近くの正常部分からフィンコームを入れていきます。そして損傷部分まで梳いて(すいて)いきます。
初めはやんわりとした力で梳き(すき)、慣れてきたら少しずつ力を入れてみましょう。アルミフィンをかえって傷めることもあるので、慎重に作業しましょう。
フィンコームの効果
フィンコームで補修した結果をご覧ください。
完璧には程遠いとしても、それなりに「短冊状のフィン」が整ったことがお判りいただけると思います。
まあ、初めてにしては上出来だと思います。
フィンコーム以外の道具について
今回、わたしはアサダ(イエロージャケット製)のフィンコーム以外の道具も購入しています。その感想もご紹介します。
歯ブラシは名脇役
想像以上に役に立ったのは、ダイソーで買った歯ブラシです。2万本の極細毛がウリだそうです。ブラシの硬さは「やわらかめ」を購入しました。
歯ブラシが活躍したのは、「フィンコームが通りづらいくらい強い捻じれがあるところ」でした。
先ほどの写真にあるように、今回アルミフィンを補修したのは、「短冊状のフィン」が並んでいる部分です。
「短冊状のフィン」が90度近く強く捻じれていると、フィンコームで梳く(すく)ことが出来ない場合がありました。
そんなとき、歯ブラシかけてやると、ある程度は捻じれを軽減できました。このように歯ブラシで前処理すると、フィンコームで梳く(すく)ことができます。
実際のところ、歯ブラシがフィンの捻じれを矯正する力は程々でした。それは歯ブラシの毛は柔らかいからです。
あくまでもフィン矯正の主役はフィンコームです。しかし、歯ブラシは名脇役として大いに役立ってくれました。
歯ブラシは安いですし、フィン表面のほこりを払い落す目的にも使えるため、買ってよかったです。
金属製フィンクリーナー
逆に購入したのに使わなかったのがコレです。フィンクリーナーとして通販サイトに出てきます。
パッケージには”FIN STRAIGHTENER”とあるので、「フィンの矯正」が本来の役割のようです。
見ての通り、金属製のブラシのようなものです。針金を束ねる白いプラスチック製のパーツの位置を調整することで、針金の間隔を調整できるようです。
しかし間隔の調整効果はあまり感じませんでした。強引に押し付けると、フィンに当たった針金が押しのけられて、自然にフィンの隙間に入るということの様です。
針金自体がかなり硬いので、アルミフィンとピッチが合わないとアルミフィンを傷めてしまいそうです。わたしは怖くて使うことが出来ませんでした。
この商品は頑丈なステンレス製のフィンに使うのが良いと思います。
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