ホームエレベーターの保守。基板を故障前に交換するか迷ったときに考えるべき、たった一つのこと。

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わが家にはホームエレベーターがあります。先日、突然メーカーから基板交換の見積書が届き驚きました。そもそも見積りを頼んでいませんし、金額が非常に高額だからです。そんな中、エレベーターの定期点検がありました。点検ではすぐに交換や補修が必要な部分は無いとのことでした。とりあえず一安心です。折角なので点検担当者さんにも基板交換について相談してみました。

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わが家にホームエレベーターがある理由

わが家は中古住宅です。ですから、わが家にホームエレベーターがあるのは、建て主である前の家主が設置したからです。前の家主さんは、奥さんがご病気であったため設置されたようです。

わたしたちの中古住宅選びの際は、子育て中の妻が買い物荷物で苦労しないことが重要な条件でした。そのため1階にキッチンがある物件を探していました。ですが良い物件が見つかりませんでした。そこで、妥協案としてホームエレベーター付きの物件を選んだのです。

しかしホームエレベーターには保守・点検などの問題がついてきます。

古い基板はいつ壊れるかわからない

わが家のホームエレベーターは一度も電子基板を交換していません。ですから製造から15年以上は経過しています。そして点検担当さん曰く、10年以上経過している場合、基板がいつ壊れてもおかしくはないそうです。

同時に、古いタイプはむしろ頑丈に出来ているので、意外と長持ちするともいわれました。これは2021年の点検の時にも言われたことです。

では、基板が壊れるとエレベーターはどうなるのでしょうか?

基板が故障するとエレベーターは作動しない

ホームエレベーターを制御する電子基板が故障した場合、エレベーターは全く作動しないそうです。わが家のエレベーターの場合、操作ボタンのランプが消え、ボタンを押しても反応しなくなるそうです。

それでは、あらかじめ電子基板を交換したほうが良いのでしょうか?相談してみました。

生活にエレベーターが必須か考える

点検担当者さん曰く、事前に交換できるなら交換するのが一番確実だそうです。しかし、故障前に基板を交換するかどうかは、生活スタイル次第だそうです。どういうことでしょうか?

基板が壊れるとエレベーターは使えなくなります。最近は部品不足ですぐに修理できないケースも多いそうです。ですから、長期間エレベーターがなくても生活が成り立つかどうかで判断すると良いそうです。

つまり、エレベーターが生活に必須ならば、故障前に交換するほうが良いです。そして、エレベーターがなくても生活できるならば、故障してから修理でも遅くない、ということです。

エレベーターが必須とはどういう場合でしょうか?たとえば、体が不自由な家族がいる場合、頻繁に重い荷物を上げ下げする場合、などが当てはまるでしょう。実際、わが家の前の家主さんは、「体が不自由な家族がいる」ケースでした。

当たり前といえば当たり前ですが、わたしは目から鱗が落ちる思いでした。

わが家の場合

点検の担当者さん曰く、エレベーター使用頻度は、わが家の場合、年間で3000回程度だそうです。これは決して多くは無いそうです。使用頻度から言えば、エレベーターが無くてはならない生活をしているとは思えない、とのことでした。

実際、普段からエレベーターを使用しているのは妻だけです。わたしは、よほど大荷物がある時以外はエレベーターを使いません。そして妻もわたしも今のところ健康です。子供たちも成長し、以前より手が掛からなくなってきています。

そこで、妻にエレベーターがなくても生活できるか確認してみました。やはり妻も「エレベーターがあるから使っている」だけでした。そして妻と相談した結果、基板が壊れる前の交換は見合わせることにしました。

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