自宅のブラインドシャッターで不満に感じていることはありますか?
下からの視線が割と入ってしまうことですね。
ほとんどのブランドシャッターが抱える問題です。
対策は無いんですか?
ブリイユCモデルなら下からの視線を遮断できます。
概要
ブラインドシャッターはシャッター機能とブラインド機能を併せ持つのが特徴です。しかし、ほとんどのモデルではブラインドの角度は垂直(0度)~水平(90度)までしか調整できません。すると下からの視線を完全には遮断できないという問題が生じます。
しかしブリイユCモデル (オイレスECO株式会社) は、ブラインドを最大125度まで傾けることができます。 ブリイユCモデル なら下からの視線を遮断できます。
ブリイユCモデルは、下からの目線が気になりやすい2階・3階の窓に向いています。しかも ブリイユCモデル はブラインドシャッターとして最高レベルの耐風圧強度を持っています。
下からの視線という問題
ブラインドシャッターの多くは、ブラインド角度が最大で90度のため下からの視線を完全に遮断できません。実際の見え方や、視線対策を解説します。
下からの見え方の実例
下の写真は自宅2階の窓を道路から撮影したものです。シャッターはサンシャディ(ブリイユBのモデルが改名する前の製品名)で、ブラインド角度は90度です。中の様子がかなりはっきりと見えてしまいます。
これは、、、ほぼ丸見えですね。
対策は無いんですか?
いくつか方法があります。
視線を遮る対策
下からの視線を遮る対策はいくつかあります。
- シャッター機能のない外付けブラインドを選ぶ。
- ベランダやバルコニーに目隠しを設置する。
- ブリイユCモデルを選ぶ。
外付けブラインドを選ぶ
外付けブラインドだと何が違うんですか?
外付けブラインドは、ブラインド角度が90度以上にできる製品が殆どです。
角度が125度くらいなら下からの目線はまず入りません。
外付けブラインドのブランド角度は0度から180度となっている製品が多いです。下からの目線が入らないように自由に角度を調整することが可能です。その代わり、シャッター機能はないため強風時はケースに収納する必要があります。
目隠しを設置する
目隠しをわざわざ設置するのは大変じゃないですか?
わたしの家の場合、バルコニーの手すり自体が最初から視線が通らないタイプです。
ベランダやバルコニーに接する窓の場合、ベランダやバルコニーの手すりに目隠しとなるタイプを選ぶ方法があります。窓だけでの対策にとらわれず、ベランダなどを含めた総合的な対策を取りましょう。
新築の場合には特に有効な方法です。
ブリイユCモデルを選ぶ。
いよいよ本題です。この記事ではブリイユCモデルを解説します。
お願いします。
ブラインド機能
ブリイユCモデルはブラインド機能を備えた窓シャッターです。ブリイユCモデルの最大の特長はブラインドの角度を0度~125度の範囲で調整できることです。これによって効果的に「遮光・採光」を調整したり「通風・換気」ができます。
下方からの視線を完全に遮断
殆どのブラインドシャッターはブラインドの角度が最大90度となっています。下側からの視線を効果的に遮るには、ブラインドの角度が90度では不十分です。しかしブリイユCモデルならブラインド角度は最大125度なので、下からの視線を完全に遮断できます。
ブラインドの角度が大事なんです。
それなら、ブラインド角度が0度~180度まで対応する外付けブラインドが一番じゃないですか?
外付けブラインドの弱点は風に弱いことです。
外付けブラインドを圧倒する耐風圧強度
外付けブラインドの耐風圧強度は、せいぜい17m/sです。
ブリイユCモデルなら44m/sです。
ひぇー!
そんなに違うんですね!
外付けブラインドを選べば、ブラインドは0度(垂直)~180度(垂直)で調整できます。しかし普通の外付けブラインドは、耐風圧強度が10m/s~17m/s程度です。そのため外付けブラインドは強風時に全開状態として、ケースに収納する必要があります。ブラインドを保護するためです。
その点、ブリイユCモデルは高い耐風圧強度を備えており、強風時に全閉状態で窓を保護することができます。
どの位置でもブラインド角度を変更できる
一般的なブラインドシャッターは、シャッター全閉状態でのみ、ブラインド(スラット)の角度を調整できます。
下の図は、三和シャッターのマドモアの作動様式の模式図です。
これに対して、ブリイユCモデルはシャッターが半開の状態でもブラインドの角度を変更できます。
殆どのブラインドシャッターは、通常はブラインド角度が90度(=水平)の状態でのみ開閉します。そしてシャッターが下がりきった状態でのみブラインド角度を調整できます。
しかしブリイユCモデルは、シャッターが途中まで下がった状態であってもブラインド角度を自由に変更できます。そのため、風と光の入り方を自由自在にコントロールできます。 ブリイユCモデル を紹介したYoutubeの動画は必見です。
熱をコントロール
ブリイユCモデルは外付けブラインドであるため、住宅の熱の出入りをコントロールする機能に優れています。そのため、住宅の冷暖房効率が向上します。
太陽輻射熱をカット
夏場に窓から入り込む強い日差しの熱は、屋内を暑くする原因の一つです。日差しを遮ることは、夏の暑さ対策として有効です。
日差しを遮るなら、屋内に入る前に遮るのが最も効率が良いです。ブリイユCモデルは、太陽輻射熱を窓の外側で遮断するため、80%と非常に高い輻射熱カット率を誇っています。
太陽輻射熱の カット率 | |
窓のみ | 0% |
カーテン | 30% |
ブリイユ | 80% |
窓ガラスの表面温度のデータでは、室内ブラインドが40.1℃なのに対して、外付けブラインド(ブリイユ)では29.8℃と約10度も窓の温度が違ってきます。
冷たい冷気を遮断
家の熱の約50%は窓から逃げていくとされています。冬場に窓から逃げる熱を減らすことはとても重要です。ブリイユはルーバーを完全に閉じることで、室内の温かい空気を逃かしません。
優れた耐風圧強度
ブリイユの耐風圧強度について解説する前に、まず理解する必要があるのは、外付けブラインドとブラインドシャッターの違いです。
外付けブラインドは強風時に使用できない
純粋な外付けブラインドは強風に耐えられません。そのため強風時には全開状態にして(=ケースに収納して)ブラインドを保護します。つまり窓を飛来物から守れません。
ブラインドシャッターは強風時に使用できる
ブラインドシャッターは、シャッターの機能とブラインドの機能を併せ持っているのが特長です。
シャッターの重要な機能は窓を飛来物から守ることです。そのためにブラインドシャッターは強風に耐える強度を持っています。
ブリイユCモデルの耐風圧強度はブリイユBモデルと同じ1200Pa(風速44m/s相当)です。これはブラインドシャッターとして最高を誇っています。一般的なスクリーンタイプのシャッターの耐風圧強度が600Pa~800Pa(22m/s ~ 29.3m/s)であることから、ブリイユCモデル/Bモデルの優秀さが分かります。
参考までに言うと、わたしの家(東海地方)にはサンシャディ(ブリイユBモデルの改名前の製品)を装備していますが、15年以上強風で破損したことはありません。
開閉動作
電動シャッターの開閉動作で気になるのは開閉速度と作動音ですね。それぞれ解説します。
開閉時間は1分程度
ブリイユCモデルの開閉速度は、50Hzで約1.6m/分、60Hzで約1.9m/分になります。通常タイプの窓シッター(電動)の60%程度の速度です。それでも1分余りで開閉可能です。
しかも上昇ボタンや下降ボタンを2秒長押しすれば全開・全閉状態まで自動開閉します。ボタンを押し続ける必要はないので、開閉速度に不満を感じる可能性は低いです。
作動音はとても静か
ブリイユCモデルは静穏設計のため、開音は非常に静かです。でも音を気にせず夜間や早朝でも開閉できるレベルです。
安全性
ブリイユCモデルはすごいですね。
じゃあブリイユBモデルは要らない子なんじゃ?
そんなことはありません。
ブリイユCモデルには、非常開放装置がつけられないという弱点があります。
非常開放装置 ?
では、安全性について解説しましょう。
障害物を感知し反転・停止するリバース機能
下降作動中に、床とルーバーの間に物が挟まると一旦停止し、その後すぐにルーバーが少し上昇してから停止します(過負荷反転機構)。
ただし、以下の条件の下では、この機能は働きません。
- ルーバー同士の隙間に物が挟まった時
- 床と一番下のルーバーの間に挟まった物の高さが高さ20cmより小さい時
- 床と一番下のルーバーの間に挟まった物が柔らかくて、ルーバーの重みにより高さ20cm以下につぶれてしまう時
防犯性
ブリイユCモデルは丈夫なアルミ合金できています。破壊すると大きな音がでるため、泥棒が避ける効果が期待できます。
ただし 「防犯性能の高い建物部品」(CP製品)ではないので過信は禁物です。
わたしの家では、窓を二重錠にする、防犯合わせガラスを採用する、ホームセキュリティーを導入するなど、複合的な防犯対策を講じています。
脱出口になる窓には不向き
ブリイユCモデルには、停電時にシャッターを開放するための非常開放装置を装備できないです。非常時にシャッターを開放して窓から脱出できません。
ベランダやバルコニーがある場所は、脱出ルートになります。
非常開放装置を装備できるブリイユBモデルが適していると思います。
視線はベランダの手すり側で対策。ですね?
その通り。
操作系
標準のスイッチで充分
ブリイユCモデルの標準の操作系は上昇・停止・下降の3つのボタンで制御するスイッチです。操作は直感的で分かり易いです。
全てのシャッターを毎日開閉するのでなければ、標準装備のスイッチで十分です。
わたしの家では、9か所に電動ブラインドシャッターを設置しています。家族それぞれが、自分が使う部屋だけシャッターを開閉するため、一斉操作ができなくて不自由に感じたことはありません。
一斉操作の必要性は、生活スタイル次第です。
リモコン(オプション)で集中操作可能
オプションのリモコンを使えば、複数のシャッターを同時に操作可能です。あらかじめシャッターにチャネル番号を割り当てます。
操作するシャッターはチャネル番号で指定します。すべてのチャネル、奇数チャネル、偶数チャネル、指定したチャネル、など様々な形で指定できます。
タイマー機能(オプション)
ブリイユCモデルはタイマー機能に対応しています(オプション)。朝の起床時間近くに窓を開ける設定にしておけば、朝日が入って自然な目覚めが得られます。
製作範囲
ブリイユCモデルの製作範囲は以下の通りです。
- 高さ:700mm〜 2200mm
- 幅 :700mm 〜2000mm
しかし、ブリイユBモデル(最大幅2800mm)と比較するとブリイユCモデルは横幅の制限が厳しいです。しかし一般的な大きさの窓は幅1690mmですから、大部分の窓は十分対応可能です。
しかし大開口の窓にこだわる場合には、他の製品を検討することも必要になります。
連窓なら4027mmまで対応可能なマドモアブラインド(三和シャッター)を選択する方法や、シャッター機能をあきらめて外付けブラインドを選択する方法があります。
結論:2階・3階のバルコニーがない窓におススメ
ブリイユCモデルの特徴を考えると、以下の3つの条件すべてに当てはまる窓に向いています。
- 2階・3階にある窓
- バルコニー・ベランダなどが無い窓
- 脱出ルートと想定していない窓
2・3階の窓は通行人が見上げたときに視線が入りやすいです、とくにバルコニーやベランダが無い窓は、下からの目線が入りやすいです。こうした窓では、ブラインド角度が125度まで調整できるブリイユCモデルの特徴が活きてきます。
一方で停電時非常開放装置を設置できないため、非常時の脱出ルートと想定している窓には不向きです。庭やバルコニーなど脱出先に面した窓への設置は避けましょう。
脱出ルートになる窓にはブリイユBモデルをお勧めします。ブリイユBモデルは停電時非常開放装置を設置できるからです。
参考資料
#1 ブリイユ耐風圧強度データ、オイレスECO株式会社公式サイト
#2 BRIIL(オイレスECOの製品カタログ)
#3 マドモア総合カタログ(三和シャッター工業株式会社)
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