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自宅の庭に野良ネコが糞をする。車を傷つけられた。花壇を荒らされた。そんなネコの被害にお悩みの方も多いのではないでしょうか？わたしも一戸建てで生活するようになって、野良ネコに悩まさるようになりました。ひどい時には5匹のネコが庭に入り浸っていました。
しかし最近は、ネコ対策の効果を実感できるようになりました。庭に侵入していた5匹のうち4匹は何カ月も侵入してきません。残る1匹も侵入が確認できない状態が何日も続いています。今回は、わたしがネコ撃退のために活用しているグッズをご紹介します。
詳しい使用感などは、別の記事も参考にしていただければ幸いです。
ネコ撃退の3大戦略
ネコ撃退には3つの戦略を駆使しする必要があります。その戦略は、以下の3つです。
- ネコの出入口に障害物を設置して侵入しにくくする
- ネコにとって居心地を悪くする
- ネコの行動を把握する
ネコにも個性があり、それぞれ得意・不得意があります。ですから複数の方法を組み合わせることで、より効果的に撃退することを心がけましょう。
これから紹介するグッズは、３つの戦略のために必要なものになります。
ネコ撃退用トゲシート（ここダメシート）
プラスチック製の短いトゲが沢山のついたシートです。出入口の障害物の主力となります。本来は地面に設置して使用するものですが、わたしはフェンスの隙間を塞ぐ素材としても活用しています。
「小さなシート」のタイプと、「長いシートをロール巻」のタイプがあります。それぞれ一長一短です。
「小さなシート」タイプは、1枚ずつ繋げる手間がかかります。一方で、曲がるクセがついていないので設置時に反り返ることがありません。
ロール巻タイプは、広い範囲を一気にカバーできます。しかし曲がるクセがついているので、付属の杭で地面にしっかり固定しましょう。
トゲシートの設置で注意すべきことは次の３つです
- 隙間なく設置する必要がある。
- 監視カメラ等で効果を確認する。
- 効果がないネコもいる。
トゲシートの効果や活用法については、別の記事で詳しく報告しています。
トゲロング
じつは、痛みに鈍感なネコならネコ撃退用トゲシートの上に乗ることができます。そんなネコ対策には、わたしはトゲロングを使用しています。
本来、トゲロングは鳥除けグッズです。しかし15cmという長いトゲが、ネコのジャンプや着地を妨害します。ネコがジャンプする足場やジャンプの着地点に集中的に使用すると効果的です。
ネコが嫌がる度合いは、 ネコ撃退用トゲシートをかなり上回ると感じます。ただし、ネコ用のトゲシートよりも単位面積当たりの費用は高くなります。
製造会社が推奨している使用法ではありませんので、購入と使用は自己責任でお願いします。
トゲロングを使用する際にもちょっとしたコツがあります。
トゲロングの活用法や効果については、別の記事で詳しく紹介しています。
超音波発生器（ガーデンバリア）
超音波で、猫にとって嫌な環境を与えて遠くへ追いやる装置です。わたしが使用しているのは、「ガーデンバリア」シリーズです。
自宅には最大で5匹のネコが侵入していました。出入口封鎖で4匹は撃退できました。最後まで残った1匹は、ガーデンバリアで撃退しました。
ネコにも個体差があるので、必ず効果がある訳ではありません。極端な話ですが、耳が聞こえないネコには効果が期待できません。ですから、高齢のネコには効果が低いでしょう。
広範囲をカバーするならスタンダードタイプが向いています。有効距離は約10mです。
狭い範囲（4-5m）をカバーするならミニタイプもあります。
詳しくは ネコ撃退用の超音波発生器・ガーデンバリアの使用レポート をご覧ください。
忌避剤
ネコの嫌いなニオイの元を散布して、ネコを遠ざけるための薬剤です。効果が2-4週間で弱まるため、定期的に散布する必要があります。
同じニオイばかりだと、ネコがニオイに慣れて効果が低下します。定期的に違うニオイに変えるほうが効果的とされています。二種類を交互に使用すると良いでしょう。
忌避剤についての詳細は、
忌避剤は意外と高くつく？使い方、初期費用、良い点・悪い点を解説！
で解説します。
トレイルカメラ
トレイルカメラは、赤外線センサーに反応して自動で撮影するカメラです。ネコの行動パターンを把握したり、ネコ対策の効果を確認したり、ネコ対策の穴を見つける、という目的で使用します。
直接的なネコ撃退効果はありません。しかし、ネコ撃退のために最も重要なグッズです。
ネコは予想外の場所から入ってきます。また、万全の対策をしたと思った場所でも、実際には穴があったりします。ネコは、ちょっとした弱点を見つけて突破してきます。効果的な対策をとるためには、正確な情報が欠かせません。
不可視赤外線（ノーグロー）タイプのカメラなら、夜間撮影も近所迷惑になりません。わたしの現在の主力カメラはSC-ML68です。広角レンズなので一台でも広範囲を撮影できます。
トレイルカメラ（SC-ML68 ）の使用レポートは別に記事があります。
複数の対策を組み合わせで相乗効果を得るべし
今回紹介したグッズは、組み合わせて使用することで効果が高まります。わたしの経験をもとに説明します。
障害物で出入りしにくくするという対策は、身体能力の低いネコに有効です。例えば、子ネコ、高齢のネコ、妊娠中のネコ、太ったネコなどです。
しかし、若くて身体能力の高いネコは障害物を突破してくるかもしれません。
超音波発生器は、音に敏感なネコには特に有効です。例えば、若いネコ、神経質なネコなどです。一方で耳が悪いネコには効果がありません。例えば高齢のネコです。
ですから障害物と超音波を組み合わせれば、障害物を突破するような若いネコも撃退できる確率があがります。若いネコは、音に敏感なことが多いからです。
最後に
いかがでしたでしょうか？みなさんのネコ対策の参考になれば幸いです。ネコは非常に賢い動物です。そして、驚くほど根気強い動物でもあります。こちらの対策の弱点を、しつこい位に探ってきます。
一時的に効果があった対策でも、しばらくすると突破されることがあります。ネコ撃退グッズの効果がなかったと判断する前に、ネコが別の侵入経路を開拓していないか確認しましょう。
何度も根負けしそうになりましたが、根気よく新たな対策を追加することで、徐々にネコが寄り付かなくなりました。
ネコの侵入を察知したり、ネコの新しい侵入路を同定するため、トレイルカメラ等の利用をお勧めします。
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