援軍要請による勲功稼ぎは、ネットで調べてもあまり取り上げられていません。しかし順調にいけば勲功ゼロから家老まで2年弱、宿老まで3年弱で育成可能です。個人的にはかなり多用する勲功稼ぎになります。
この記事では「援軍要請」での勲功稼ぎに必要な条件や方法、メリット・デメリットをご紹介します。
必須条件・推奨条件
援軍要請で勲功を稼ぐには、「必須の条件」と、該当することが望ましい「推奨条件」があります。
必須条件
- 大量の金を所有
- しばらく交戦する予定のない大名家が2つ以上ある
外交ユニットを用いた外交交渉のため、まとまった資金が必要です。実行する武将が優秀でも、1武将あたり金1万~2万程度は必要になります。
推奨条件
- 実行武将の政治・智謀が高い
- 実行武将が「外交」持ち
- 実行武将が偶数名以上
効果
勲功を稼がせたい武将を外交ユニットにし、同盟国に「援軍」を要請します。成功すれば勲功が+15されます。つまり、勲功0の状態からでも、最短20カ月で家老にできます。宿老にも最短34カ月で到達可能です。
方法
準備
まず、2つ以上の大名家と同盟を結びます。友好度は100まで高めておきましょう。友好度を100とするのは少しでも同盟期間を長くするためです。
2つ以上の大名家が必要な理由
援軍要請を一度承諾されると、同じ大名家にはつづけて援軍要請をできません。しかし別の大名家に援軍要請し承諾されると、それ以前の援軍要請はキャンセルされます。
これを利用して2つの大名家に交互に援軍要請をすると、ひと月に何度も援軍要請を繰り返すことが出来ます。
つまり、複数人に同時進行で効率よく勲功稼ぎをさせることが出来ます。
同盟期間が短いと成功しにくい?
どうして同盟期間が重要かと言うと、同盟期間が18カ月を下回ると、徐々に援軍要請に応じてもらいにくくなるように感じるからです。
援軍要請の実際
援軍要請での勲功稼ぎでは外交ユニットを偶数個用意することをお勧めします。
まず武将2名を育成する場合を想定して解説します。
実行武将が2名の場合
実行武将が2名(武将1、武将2)の場合、援軍要請を以下の手順で行います。
- 武将1が大名家Aに援軍要請。
- 武将2が大名家Bに援軍要請。
大名家Bが援軍要請を承諾すると、大名家Aの援軍要請は自動的にキャンセルされます。そのため、再度大名家Aに援軍要請が出来るようになります。
翌月も手順1・手順2を繰り返せは毎ターン援軍要請での勲功稼ぎができます。
実行武将が4名以上の場合
実行武将が4名の場合も基本は同じです。大名家Aと大名家Bに交互に援軍要請すれば1カ月で4回援軍要請を実行できます。
3名や5名の場合は3つの大名家に援軍要請
実行武将が3名、5名、7名の場合も基本は同じです。ただし大名家は基本的に3つ必要になります。
大名家A→大名家B→大名家Cのように順繰りに援軍要請すれば、繰り返し援軍要請可能です。
必要な大名家が基本的に3つと述べたのは、例外があるからです。つまり大名家Aと大名家Bの間を1ターンで移動できる場合、2つの大名家との同盟でも実行可能です。
同じ条件下なら、武将が1名でも援軍要請を繰り返すことは出来ます。
実行武将が1名の場合
先ほど述べた通り、実行武将が1名しか確保できない場合でも、条件次第では実行可能です。
その条件をおさらいすると、
2つの大名家で本拠地間を1ターンで移動可能
厳密には移動に2カ月以上かかっても構いませんが、効率が悪いのでおススメしません。序盤シナリオの近畿地方などでは本拠地間の距離が近いため実行できるケースは多いです。
育成対象の武将が1名(「武将1」)しかない場合は以下のような手順で行います。
- 「武将1」が大名家Aに援軍要請し、成功する。
- 翌月に武将1が大名家Bに援軍要請し、成功する。
- 翌々月に武将1が大名家Aに援軍要請し、成功する。
1回の交渉で金300-600程度必要
援軍要請で必要な持参金について正確には分かりません。持参金がゼロでも援軍を承諾してくれることもあります。
しかし個人的な経験から、チート級武将なら金300程度でほぼ成功します。それほ中堅クラスの武将でも外交特技さえあれば金500-600でほぼ成功します。
例えば仁科盛信(政治59、智謀51)に2級外交書の海東諸国記(政治+9,智謀+9)を与えれば政治68、智謀60の「外交」持ちになります。この状態なら金500~550くらいでほぼ成功します。
また、前田慶次(政治12、智謀50、外交あり)でも、金600程度で高確率に成功します。
貢物などに必要な資金を別にすれば、宿老までの育成に金1万~2万程度が必要となります。
良い点
援軍要請での勲功稼ぎの良い点を挙げていきます。
- 比較的序盤でも利用できる
- 何人でも実施可能
- 「外交書」を利用できる
- 外交持ちでなくても実施可能
- 「登用」持ちなら浪人もゲット
比較的序盤でも利用できる
金2万程度であれば、城を数個支配している程度の時期でも調達は可能です。1~2人だけに勲功を積ませるのであれば、比較的序盤からでも実施できます。
何人でも実施可能
勲功を積ませたい武将が何人いても、十分な資金さえあれば基本的には実施できます。
外交書を利用できる
もし「外交」持ちでなくても、外交書を与えれば「外交」特技を取得できます。7等級の外交書「唐船日記」なら、金2900で購入できます。
もし購入できるチャンスがあれば、ぜひ入手しましょう。
勲功が溜まったら外交書を返して貰いましょう。しかし、忠誠が下がらないように別の家宝を与えるなどの対策を忘れてはいけません。
外交書を与えてでも勲功を積ませたいほどの武将なら、他の家宝を与えても惜しくはない筈です。
「外交」持ちでなくても実施可能
仮に「外交」特技を持っていなくても、政治・智謀に優れた武将であれば「援軍」要請はそれなりの確率で成功します。
交渉の際に金1000を差し出せば確率はさらに上がります。ただし、かなりの資金が必要になります。
「登用」持ちなら浪人もゲット
外交ユニットの武将が「天然の『登用』」持ちなら、その武将から2マス以内にいる浪人を登用できる場合があります。(天然というのは、家宝によって獲得したわけではないという意味です)
近隣の戦乱で浪人となった武将や、近隣で登場予定の浪人を登用できるチャンスが増えます。
悪い点
- 政治・智謀が低い武将は対象外
- 交渉は不確実
- 必要金銭は、人それぞれ
- ゲーム終盤には使いにくい
- 「手切れ」ボタンを間違えて押してしまう
政治・智謀が低い武将は対象外
外交交渉による勲功稼ぎのため、政治・智謀が低い武将には使えません。実行できなくは無いですが成功率が低いため効率が悪いです。
「外交」持ちなら政治・智謀は60台であれば成功率は充分高い筈です。
しかし極端に政治・智謀が低い武将については、輸送ユニットを使った勲功稼ぎのほうが結果が安定します。
交渉は不確実
たとえ優秀な武将でも、「援軍」要請は100%成功する訳ではありません。「援軍」を断られると友好度が下がってしまうのも厄介です。
交渉結果には実行武将の能力以外に「大名同士の相性」や「実行武将と相手大名の相性」が影響している可能性があります。また、同盟の残り期間が短いと断られやすい印象です。わたしは、同盟期間が18カ月を切ったら同盟延長するようにしています。
援軍要請に失敗した場合は、「貢物」で友好度を100に戻しましょう。また同盟期間が18カ月未満なら、「同盟」交渉で同盟期間を延長しましょう。
ちなみに「貢物」成功でも勲功は+5、「同盟」成功で勲功は+10されるので、まったくの無駄ではないです。
必要金銭は人それぞれ
「援軍」要請時に必要な金銭も、状況によって異なります。優秀な武将なら金300前後でもほとんど成功するようです。それどころか、金0でも交渉が成功することがあります。
でも能力や相性の関係だと思いますが、金500程度必要な武将、金1000が必要な武将もいます。
ゲーム終盤には使いにくい
同盟統一を目指していない場合、ゲーム終盤の同盟国は邪魔な存在となります。武力統一を目指す場合のゲーム終盤には使えない方法と言えます。
「手切」ボタンを間違えて押してしまう
個人的には一番の欠点がこれです。
外交コマンドの「援軍」ボタンの一つ上に「手切」ボタンがあります。ぼんやりしていると意外と押し間違えます。
間違えて「手切」を実行してしまうと、家臣の忠誠が急落します。絶対に押し間違えないようにしましょう。
(勲功稼ぎの他の方法については下の記事をどうぞご覧ください)
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