将星禄とは
信長の野望・将星録は1997年3月に光栄から発売された歴史シミュレーションゲームです。プレーヤーは大名となり、配下の武将に命令を与えて天下統一を目指します。
信長の野望シリーズで初めて「箱庭内政」と呼ばれるシステムを導入した画期的作品です。しかし大味な戦闘システム、少ない武将数などのため、評価はいま一つ高くないようです。
それでも、「箱庭内政」には中毒性があり、わたしは未だにプレーしています。どれだけの可処分時間を将星録に費やしたか分かりません。
勲功稼ぎが重要なワケ
将星録をプレーする上で重要となるのが、配下武将に勲功を稼がせることです。理由は以下の通りです。
- 部隊規模が大きい軍勢が有利
- 部隊規模は身分で決まる
- 身分は勲功値で決まる
部隊規模が大きい軍勢が有利
将星録では軍勢ユニットを拠点(城)から繰り出して戦います。軍勢ユニットの規模が大きい程、基本的には有利に戦いを進めることが出来ます。
部隊規模は身分で決まる
武将が率いることのできる部隊規模は身分によって決まるからです。配下武将の身分には、低い順に足軽頭、侍大将、武将、家老、宿老のランクがあります。率いることのできる軍勢の規模は以下の通りです。
身分 | 軍勢規模 |
大名 | 5000 |
宿老 | 4500 |
家老 | 3750 |
部将 | 3000 |
侍大将 | 2500 |
足軽頭 | 2000 |
宿老になれば足軽頭の倍以上の軍勢を率いることができます。宿老であれば平凡な能力の武将でも、有能な足軽頭を兵力で圧倒することもできます。まして有能な宿老は極めて重要な戦力になります。
身分は勲功値で決まる
身分は勲功値によって決まります。ですから配下武将の勲功値をあげさせて、家老や宿老を数多く養成することが重要です。勲功値は様々なコマンドを実行することで少しずつ溜まります。
それぞれの身分に必要な勲功は以下の通りです。
身分 | 必要勲功 |
宿老 | 500 |
家老 | 300 |
部将 | 150 |
侍大将 | 50 |
足軽頭 | 0 |
勲功の稼ぎ方
筆者が普段実践している勲功の稼ぎ方について紹介します。具体的には以下の6つです。
- 内政
- 合戦
- 大砲輸送
- 援軍要請
- 軍勢に補給
- 忍者コマンド
(ただし、筆者PC版しかプレーしたことがありませんのでコンシューマー版には当てはまらないかもしれません。)
ひたすら内政
勲功上昇速度 ★★☆☆☆
実行しやすさ ★★★★★
内政コマンドを実行し続けていると、少しずつですが確実に勲功が溜まります。ひたすら町づくりなどをしていると、武将の能力値や特技にもよりますが大体10年~20年で勲功が300溜まると思います。
効率が良いかと言われれば、良いとはいえません。どんな武将でもとりあえず実行できるのが最大のメリットです。
また、序盤で資金力が乏しい時でも少しずつは実行できます。
ひたすら合戦
勲功上昇速度 ★☆☆☆☆ (条件次第では★★★★☆)
実行しやすさ ★★★☆☆
合戦で勝利すると少しずつ勲功が溜まります。一度の合戦で得られる勲功はそれほど多くないため、殆どの武将にとっては効率の悪い方法になります。
また、武将が捕縛されてしまうリスクが付きまといます。
ただし、上杉謙信のような最強クラスの武将であれば、条件次第で効率よく勲功稼ぎ出来ることもあります。
大砲輸送
勲功上昇速度 ★★★★★
実行しやすさ ☆☆☆☆☆
大砲を輸送すると、大砲1門につき勲功が+5されます。大量の大砲を輸送すると一度の輸送で大量の勲功を得ることもできます。数カ月で宿老まで育成することも不可能ではありません。
しかし、必要な条件はとても厳しいものになります。
とくに大砲商人はめったに出現せず、大砲も非常に高価です。
ひたすら援軍要請
勲功上昇速度 ★★★★☆
実行しやすさ ★★★★☆
同盟国への援軍要請に成功すると勲功が+15されます。毎月援軍要請すれば、足軽頭も2年弱で家老、3年ほどで宿老まで育成できます。
「外交」持ちの武将の育成では、非常に効率がよいです。資金力があれば同時に複数人を育成可能です。
そこそこ優秀な「外交」持ち武将なら、1回の交渉に必要な金は300-500程度です(金0でも成功することもあります)。金20000程あれば勲功0から500にできる可能性が高いです。
ひたすら軍勢に補給
勲功上昇速度 ★★★☆☆
実行しやすさ ★★★☆☆
育成対象の武将になるべく多くの兵と兵糧・馬を持たせて輸送ユニットを作ります。そして、家老や宿老の軍勢(兵1兵糧1)に兵と馬を補充します。兵MAX・兵糧MAX・全部隊騎馬にすると1回の補給で勲功が+11~12されます。兵と兵糧だけの補給でも勲功が+7~8されます。
どんな無能部将でも勲功を安定して稼げます。そして、スピードを重視して1城あたり1名の武将を育成するか、スピードは劣るものの1城あたり2~6名程度を同時に育成するか選ぶことが出来ます。
東北地方・甲信越地方では場産地で馬を獲得できます。しかし、それ以外の地域では馬の購入にかなりの資金が必要になります。過去の経験から、馬を50000用意するには金を250000程度は必要なようです。大抵は、何年もかけて少しずつ馬を集めることになります。
ひたすら忍者コマンド
勲功上昇速度 ★★☆☆☆
実行しやすさ ★★★☆☆
軍勢ユニットへの攪乱、大名への誘発、配下武将への流言・謀反などを繰り返し実行します。相手武将の智謀が非常に低い場合、成功率がかなり高くなるので、そこそこ安定して勲功を得ることが出来ます。
ただし成功率が100%でない上に、得られる勲功にはバラツキがあり、育成速度は安定しません。調子に乗って流言をつづけていると相手が出奔してしまうこともあります。
配下武将が忍者の場合には、この方法を用いることもあります。万が一にも捕縛されないよう名馬や馬術書は必須です。
例外的に一向一揆、一揆、独立勢力がへの攪乱なら捕縛の心配はありません。
資金が必要な忍者コマンドでも、必要資金は1回200です。金10000を持たせておけば、5年は無補給で活動できます。
将来的にも忍者ユニットとしてのみ使うのであれば、武将の身分は重要ではありません。その意味では使い所があまりない方法と言えます。
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