愛車が事故で、損傷してしまいました。愛車の買い取り査定をしてもらったので、事故による損傷でどれくらい減額されるのか実例を紹介します。
買い取り価格を決める要素
まず、中古車の買い取り価格を決める要素について簡単に紹介します。
中古車の買い取り価格は様々な要因に左右されます。詳しいことは、様々なサイトで紹介されています。ここでは簡単に、主な要素だけ列挙します。
例えば、次のような要素が、買取価格に影響します。
- 車種・モデル・グレード
- 色
- 年式
- 全体の状態
- 事故歴・修復歴
- 走行距離
- 喫煙の有無
- メンテナンス状況
事故車と修復歴について
事故車≠修復歴あり
まず大切なことは、「事故車≠修復歴あり」ということです。
実際、今回ご紹介する愛車は、
「事故車」かつ「修復歴なし」
になります。
修復歴ありとは?
そもそも「修復歴」とは何でしょうか?
自動車の骨格部分などの交換や修正をした経緯がある場合、「修復歴あり」になります。
骨格はフレームなどとも呼びます。フレームはメンバー、ピラー、パネル、ルーフ、フロアなどの部分からなります。
そして、
フレームに損傷を受けた自動車の価値は大幅に下がる
と言われています。
今回は「フレームに損傷あり」のケースは紹介しておりませんので悪しからず。
修復歴がなくても事故・損傷で価値はさがる
逆に言うと、フレームに損傷がなければ事故車でも価値が下がりにくいということになります。
とはいえ、
フレームに損傷がなくても、事故車の価値は下がります。
では、どれくらい事故車の価値は下がるのでしょうか?
事故車の価値は、「修理費の分」だけ下がる?
わたしは、実際にディーラーに尋ねたことがあります。もう20年以上は前のことです。
その時の返事は次のようなものでした。
事故車は、おおむね「修理費分」だけ買取価格が下がる
では今回、わたしの愛車の価値はどれくらい下がったのでしょうか?
実際に見てみましょう。
愛車の状況
愛車の修理費を公開する前に、簡単に損傷状況を説明します
愛車は中程度の損傷
愛車の損傷状況をザックリいうと以下の通りです。
- 損傷部位:右フロント
- ダメージ:中程度
- フレーム:損傷無し
愛車の写真を載せたいのですが、車種が簡単に特定できてしまうので、ご容赦ください。
ダメージの判断基準
ダメージの程度は、事故車買取のタウのオンライン事故車査定の写真を参考にしました。
破損の程度は、印象としては「小」以上「中」未満です。しかし「車体の複数個所が損傷」に当てはまるのでオンライン査定では「中」に当たると思います。
損傷したパーツ
損傷部位は大まかに以下の3つです
- フロントバンパー
- 右ヘッドライト
- 右フロントフェンダー
フロントバンパー
右側が変形しています。左側でもボンネットとの隙間のシールが波打っています。
右ヘッドライト
見た目に明らかな損傷はありませんが、衝突による周辺の変形で位置がずれています。
右フロントフェンダー
変形しています。その影響で、右フロントのタイヤハウスが変形しています。
タイヤハウスのインナーカバーがタイヤに接触しています。
フレームは損傷なし
修理工場でのチェックでは、サイドメンバーなどのフレームには明らかな損傷はありませんでした。足回りやエンジンルームの損傷もないとのことでした。
「修復歴は付かない」と明言されました。
修理費の概算見積
それでは修理費(見積もり)をお見せしましょう。
概算見積では、愛車の修理費は約47万円(税込み)であることが分かります。
この修理費は、上方修正することはあっても下方修正はまずないそうです。
査定額への影響
車の査定額も公開します。
まず、書類の右下部分を見てみましょう。
基本価格は98.3万円ですが、57.3万円の減額が算定されています。
減額の詳細は左下部分に記載されています。
注目すべきは下の書類の赤線部分です。
赤線部分を拡大しましょう。
この部分で42.3万円の減額が算定されています。
そして42.3万円という数値は、47万円に0.9という係数をかけて算出されています。。
47万円という数値は修理費の概算見積と同じです。事故による損傷での減額で間違いないでしょう。
結論 「修理費分だけ減額」で大体あってる。
私の愛車の実例で見る限り、
事故車は、おおむね「修理費分」だけ買取価格が下がる
は、おおよそ正しいようです。
ただし、0.9という係数がかかっていました。実際には修理費より1割小さい減額になっています。
また、事故車買取のタウのオンライン事故車査定では、愛車の査定額はダメージ中なら39万円、ダメージ小なら47万円でした。わたしが受け取った査定額(43.4万)とほぼ同じです。オンライン査定も充分参考になりそうです。
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