概要
私の書斎にあるエアコンもすでに10年選手になります。エアコンから非常に臭い空気が出てきます。恐る恐る吹き出し口を覗き込むとカビがぎっしり生えているではありませんか!
とはいえエアコンクリーニングにはそれなりの費用がかかります。書斎のエアコンには自動お掃除機能がついているため、とくに費用が割高になります。
そこで一念発起してエアコンを分解してみました。しかし本体奥にある送風ファンの取り出しに手間取り、熱交換器のアルミフィンを破損してしまいました。さらに悪いことに、送風ファンを落として羽が折れてしまいました。やはり素人が一発で上手く分解できるはずはありませんね。
一般的な方には、エアコンクリーニングのプロに任せることをお勧めします。
しかし、私は自他ともに認める変人です。この際ですから、後日、再度分解して、アルミフィンや送風ファンを補修し、経験値アップを図ろうとおもいます。
エアコンが臭い
書斎のエアコンは三菱の霧ヶ峰です。フィルターお掃除機能付きです。購入して10年になり、昨年(2023年)から非常に臭いにおいを発するようになっています。原因はカビです。
余りの汚さに写真を撮るのも忘れてしまいましたが、吹き出し口にはびっしりと黒カビが生えていました。
吹き出し口だけでなく、奥にあるアルミフィンや送風ファンも相当汚れているに違いありません。
エアコンをクリーニングするか、はたまた買い替えるのか・・・・考えものです。
エアコンを自分で分解することを決意
エアコン買い替えを躊躇
エアコンの寿命は10年程度と言われています。すでに買い替えを考える時期です。
そこでエアコンの買い替え費用を調べてみました。書斎の広さは5畳ほどです。6畳用のエアコンの場合、安いモデルでも工賃込みで8万円前後はかかるようでした*。ちなみに霧ヶ峰なら廉価モデルであるGEシリーズでも10万円前後しました*。(*注:2024年4月時点の私調べ)
さすがに購入をためらってしまいました。
プロによるクリーニング代もバカにならない
ついでエアコンのクリーニングをプロに依頼しようとも考えました。しかし、クリーニング代を調べたところ、壁掛けタイプでもお掃除機能付きのエアコンだと1台につき2万円~3万円程度の費用がかかることが分かりました。
10年物のエアコンにかけるには随分と高い費用に感じました。
何事も経験だ!
そこで、思い切って送風ファンを自分で洗うことにしました。ついでに市販のクリーナーでアルミフィンも洗浄してみます。
もしかしたらエアコンを壊してしまうかもしれませんが、その時はあきらめて買い替えると腹を決めました。
さあ!エアコンを分解だ
そうと決まれば、早速分解です!
なるべく写真に撮るべし
分解中には適宜写真をとって、どういう順番で分解したのか記録することにしました。分解後に組み立てられないと困るからです。
取り外したネジは、ネジ穴の近くにテープで止めておくと、組み立ての時に分かり易いです。
基板も撮るべし
分解の途中では、基板にささったケーブル類も外す必要が出てきます。かならずケーブルを外す前に基板を撮影しておきましょう。
下の写真ではすでに「フィルターおそうじメカ」のケーブルを外しています。
ケーブルが沢山ある場合などは、手前のケーブルに隠れてしまった端子があるかもしれません。途中でも基盤を撮影しておくと、コネクタの配置がより分かり易いです。
ドレンパンを外し、送風ファンも取り外すと下の様になりました。
今回は市販のエアコンクリーニング用のスプレーをフィンに吹き付けました。欲を言えば高圧洗浄機を使いたいところですが、持っていないのでやむを得ません。
注)このエアコンで送風ファンを外すには、熱交換器をずらす必要がありました。熱交換器をずらす行為は冷媒漏れのリスクが高いです。正直、お勧めしません。
私のエアコンももしかしたら冷媒が漏れているかもしれません。
アルミフィンを破損した
人生初の体験であったため、送風ファンの取り外しには難渋しました。結果的にアルミフィンを送風ファン側で傷めてしまいました。
画面左のフィンのねじれも酷いですが、中央から右側(赤枠)ではフィンが折れ曲がることで隣同士で接触してしまっています。
最初はどうしてもドレンパンとドレンホースの接続が外せず、ドレンパンが完全に取り外せないまま無理に送風ファンを外そうとしたことが失敗でした。
送風ファンがアルミフィンに接触してしまったのです。
あとで、据付工事説明書を入手して、初めてドレンホースを外すことが出来ました。
そして更なる悲劇が・・・・
送風ファンが落下
さらに悪いことに、分解洗浄後の組み立て中に送風ファンを落としてしまいました。これによってファンの羽根が折れ飛んで悲惨なことに・・・・
今回の反省を踏まえ、リベンジだ!
反省
エアコンの分解に臨むには準備が不足していました。YouTubeにアップされている動画などで大雑把な流れは把握していたのですが、ドレンホースの外し方まで気に留めていませんでした。
せめて事前に自分のエアコンの据付工事説明書に目を通していたら、これほど酷い結果にはならなかったでしょう。
とは言え、送風ファンを外す行為はリスクが高いです。熱交換器をずらさないと送風ファンを外せない場合は特にです。正直お勧めしません。(大事なことなので2度言いました)
今後の展望
しかし、経験”0″が”1”になったことはかなり大きいです。どうせ壊れたのですから、再度分解して経験値アップを図ろうと思います。
今回は一旦送風ファンが破損したまま組み立てましたが、再度分解して、アルミフィンの修正と送風ファンの補修を行いたいと思います。
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